【IT未経験者】必読!Salesforceエンジニアに転職する方法を徹底解説

Salesforce

エンジニアの需要が高まる昨今、異業種・異職種からのエンジニアへの転職を考える方が増えています。

在宅ワークへの憧れや、未経験からエンジニアへの転職、プログラミング習得への不安など、様々な悩みを抱えている方も多いでしょう。

本記事では、実際に営業職からSalesforceエンジニアへ転職し、年収100万円以上アップし、現在在宅ワークで働いている筆者が、Salesforceの基礎知識、将来性や具体的な転職ステップを紹介します。

Salesforceとは?

Salesforceとは顧客管理・営業支援のビジネスアプリケーション

Salesforceは主に顧客管理や営業支援などの機能を提供するクラウド型のビジネスアプリケーションです。他にもマーケティングやAIを活用したデータ分析などさまざまなツールがあります。

Salesforceの強みは多種多様なカスタマイズ

Salesforceには以下のような強みがあります。

  • 企業のニーズに合わせたシステムのカスタマイズが可能
  • 蓄積されたデータを分析して顧客ニーズの把握や営業戦略の立案

特にカスタマイズにおいては、カスタマーセンターに対応した機能や在庫管理に役立つ機能など、さまざまな業種・業界に適したシステムを組むことができます。

Salesforceの機能構築はローコード開発が基本

基本的なカスタマイズはプログラミング言語を扱うようなコード開発ではなく、UI上でシステムを構築するローコード開発が基本です。そのためコードが書けないエンジニアでも感覚的に設定・構築ができます

プログラミング開発とローコード開発のイメージの具体例
住宅を建てることを例にして説明すると、プログラミング開発では木材の繊維から細かく作り込み、建築をするイメージですが、Salseforceでは既に木材が用意されているので、準備された木材を組み合わせて家を建てていくイメージになります。

Salesforceエンジニアの将来性と年収

Salesforceエンジニアは需要がある

Salesforceエンジニアは需要があり、将来性が高い傾向にあります。
その理由はSalesforce自体の需要が高く、多くの企業が導入しているためです。
Salesforceは全世界で15万社が導入しているシステムであり、日本でもトップクラスのシェア率を誇ります。
そのため、企業でもSalesforceを扱えるエンジニアが必要であり、採用が増加する傾向にあります。

Salesforceエンジニアの平均年収は472万円

求人ボックスで調査したところ、Salesforceエンジニアの平均月収は39.4万円。(2025年1月現在)年収で表すと約472万円になります。(引用:求人ボックス Salesforce エンジニアの転職・求人情報

実際に筆者はSalesforce未経験から転職をして年収が350万円から450万円以上になりました。資格取ったり、スキルを高めることで更なる年収アップに繋げることも可能です。

Salesforceエンジニアに必要なスキル

ここからは未経験からSalesforceエンジニアに転職するにあたって必要なスキルを解説します。

コミュニケーションスキル

エンジニアといってもコミュニケーション能力が必要になります。
理由はシステムはお客様とコミュニケーションを取りながら構築していくものだからです。
業務では、お客様が「どのようなシステムを構築したいか」を聞き出し、やりたいことを理解して、システムを構築を進めていきます。
そのため、コミュニケーションスキルは必要な能力です。

Salesforceの基礎知識

未経験だとしても最低限のSalseforceの基礎知識が必要になります。仕事を進める上で機能の設定構築の際に必要であることはもちろん、お客様から機能についての質問をもらうこともあるためです。基礎知識については、Salesforce社が無償で提供しているTrailheadというサイトを使って勉強ができます。

また、Salesforceの知識があることの証明としてSalesforce認定資格があります。どのような資格が必要なのかは後述します。

未経験Salesforceエンジニアへの転職ステップ

ここからは筆者が実際に未経験からSalesforceエンジニアに転職した具体的なステップを紹介します。

転職活動をする前の準備

Trailheadで基礎知識を身につける

転職活動の前に、前述したTrailheadで勉強を始めました。Trailheadでは、課題をクリアするとポイントが貯まる仕組みなので、ゲーム感覚で進めることができます。

Salesforce認定アドミニストレーター資格の勉強をする

Salesforce認定アドミニストレーターとは、Salesforceの基本的な知識を持っていることを証明する認定資格です。この資格を取ることで、Salesforceの機能構築やメンテナンスができることを転職活動の中でアピールすることが目的です。残念ながら、筆者は転職活動前に取得ができず、勉強しながら転職活動を始めました。

転職エージェントを活用して転職活動

転職サイトではなく、転職エージェントを使って転職活動を開始しました。Salesforceの転職はIT転職にあたると考え、IT転職に強いGeeklyを選択。

未経験だったので、Salesforceについて勉強中であることをアピールしながら、未経験社を募集している企業にとにかく応募しました。未経験であるため、厳しい転職活動になりましたが、意欲を買っていただき内定を得ることができました。

転職活動を通して1社目へ入社

1社目でSalesforceエンジニアを他社へ派遣する会社(SES)へ入社しました。研修期間は半年間あり、主に資格取得を目指して毎日勉強です。

研修期間後は、Salseforceエンジニアとして他社へ派遣される形式での仕事でした。未経験エンジニアということもあり、社内でできることもなく、引き続き合間に資格勉強をして、知識を蓄えました。

資格勉強の合間に転職活動

なかなか実務経験が得られないこともあり、転職活動を再度始めました。1年間の間に認定資格を7つ取得したので、1社目とは違い、資格を評価されて応募総数30社のうち、内定を10社頂けました。(それだけ未経験のうちは資格が評価されます!)

転職が成功し2社目へ入社

2社目に入社した会社は完全在宅で受託開発を実施する企業でした。年収もUPし転職は大成功ですが、実務経験が乏しいので、苦労の毎日の始まりです。現在3年目になりますが、現状満足いく仕事ができている実感があります。

Salesforceエンジニアのキャリアパス

ここからは、Salesforceエンジニアになったのち、どのようなキャリアを歩めるのか紹介します。

機能構築のスペシャリストを目指す

Salesforceエンジニアとして技術力を磨いていきたいのであれば、Salesforce機能構築のスペシャリストというキャリアがあります。このキャリアで必要になるのが「Apex」というJavaに似たSalesforce独自のプログラミングの習得が必要です。Apexを取得するとSalesforceが提供している標準機能の枠を超えて機能開発ができます。

Apexを書けるエンジニアは会社でもフリーランスとしても重宝されるので、年収が上がる可能性が高いです。プログラミング言語を勉強する必要ですが、Apexを扱えるようになれば、年収アップの大チャンスとなります。

プロジェクトマネジメント・顧客折衝をする道を選ぶ

Salesforceエンジニアの仕事は機能構築だけでなく、プロジェクトの進行を管理するプロジェクトマネージャーとしてのキャリア歩むことも可能です。お客様のSalesforce導入の支援をする上で、スケジュール管理やコミュニケーションスキルが求められます

また、ITコンサルタントとしてお客様のIT活用における課題を解決する職種に就くこともできます。Salesforce機能を導入するだけでなく、構築した機能をどのように活用するかお客様にアドバイスをする提案力が必要です。

フリーランスエンジニアとしての可能性

Salesforceのフリーランスエンジニアの案件単価はおおよそ60万円から70万円程度と言われています。案件にもよりますが、プロジェクト管理から機能構築まで求められる可能性が高いので、ハードルは高いです。

しかし、会社員として経験を積むことで誰でも挑戦できると思います。なので、会社員として実務経験を重ねて、技術力・プロジェクト管理能力が付いたらフリーランスとして独立することがおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

Salesforceは世界中で需要のあるCRMです。未経験からでも適切なステップを踏むことでSalesforceエンジニアとしてのキャリアを歩むことも可能です。

この記事をご覧いただいた方が、未経験からSalesforceエンジニアとして転職する一助になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました